無垢の信頼心は、罪なりや 太宰治 『人間失格』より
2005年 09月 06日
押切もえちゃんが情熱大陸に出た。
押切もえちゃん、バメンで太宰治の『人間失格』を読むそうで。。。
無垢の信頼心は、罪なりや。
考えてみると世間の大部分の人はわるくなる事を奨励しているように思う。
わるくならなければ社会に成功しないものと信じているらしい。
たまに正直な純粋な人を見ると、
坊っちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。
それじゃ小学校や中学校で嘘をつくな、
正直にしろと倫理の先生が教えない方がいい。
いっそ思い切って学校で嘘をつく法とか、人を信じない術とか、
人を乗せる策を教授する方が、
世のためにも当人のためにもなるだろう
小説の一部を載せましたが、
太宰治すごいですね。
この文章読むだけで、
昨日鏡月をなつかしのパラパラを踊りながら、
わーたーるーーーーーーーーー
とか叫んで、飲んでいた自分を責めたくなります。
深いですね。太宰治。
無垢の信頼心は、罪なりや
人をむやみに信頼することが、
必ずしも正義ではないと僕も思いますので、
疑いながら自分だけを信じて生きていこうと。。。
写真は、連日の鏡月のことを考えつつも、『無垢の信頼心は、罪なりや』の意味の深さに没頭する僕です。撮影:バーニングわっくん